2012年8月28日
フォーティネットジャパン株式会社

フォーティネット、FortiManager、FortiAnalyzerおよびFortiMailの新ハードウェアプラットフォームを発表

FortiManager-200D、FortiAnalyzer-200DおよびFortiMail-200Dプラットフォームでパフォーマンスが大幅に強化され、中堅企業および大企業の支店で従来よりも多くのデバイス管理や大量のログ処理に対応

ネットワークセキュリティのリーディングプロバイダーであり、UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)ソリューションの世界的リーダーである、フォーティネット(Fortinet, Inc. 本社:米国カリフォルニア州サニーベール NASDAQ:FTNT)は本日、FortiManager、FortiAnalyzerおよびFortiMailの新ハードウェアプラットフォームを発表しました。これらの製品は、これまで以上のスケーラブルなデバイス管理、セキュリティイベント分析および電子メールフィルタリング機能を求めている中堅企業および大企業の支店向けに設計されています。FortiManager-200Dは、FortiManager-100Cプラットフォームと比較して、50パーセント以上も多くのデバイスを一元的に管理でき、4倍のメモリを搭載しています。FortiAnalyzer-200Dは、FortiAnalyzer-100Cと比較して、ログの処理能力が30パーセント向上しており、接続できるデバイス数は50パーセント増加しています。また、FortiMail-200Dは、FortiMail-100Cと比較してメッセージ処理について2倍以上のパフォーマンスを実現しています。

FortiManagerは、フォーティネットのセキュリティ基盤を管理および制御する一元的な管理アプライアンスであり、セキュリティアップデートの配布や管理対象アセット全体へのセキュリティポリシの展開を容易にし諸経費を削減できます。FortiManagerのデバイス検出、グループ管理、監査機能、および複雑なメッシュ型およびスター型のVPN環境を管理する機能は、リソースが制約されている環境において、管理工数を削減できる重要な機能となっています。

FortiAnalyzerでは、ネットワークのロギング、分析、およびレポート機能が統合されており、組織はネットワーク全体にわたってセキュリティイベントを的確に把握できます。FortiAnalyzerによって、セキュリティイベントの分析、フォレンジック調査、レポート、コンテンツのアーカイブ、データマイニング、悪意あるファイルの検疫、および脆弱性の管理を単一のプラットフォームに統合できます。

FortiMailは、メッセージングセキュリティのためのプラットフォームであり、スパム、マルウェア、およびメール由来の脅威対策にフォーティネットが長年培ってきた経験が活かされています。スパムおよびマルウェアの両方に対応する高度なインバウンドおよびアウトバウンドフィルタリングエンジンを利用できるだけではなく、安全なメールの送信を可能にする強力なアイデンティティベースの暗号化機能も利用できます。また、FortiMailは、メールサーバやゲートウェイに導入できるほか、透過的な処理モードで稼働することもでき、さまざまな導入オプションを利用できます。

FortiManager-200Dの新機能

FortiManager-200Dでは、FortiGate、FortiClientエンドポイントソフトウェア、FortiMail統合セキュアアプライアンス、FortiAnalyzer分析およびレポートアプライアンス、およびFortiSwitchスイッチングプラットフォームを最大で30台サポートできます。

FortiManager-100Cと比較して4倍のメモリを搭載し、デバイス、エージェントおよび管理者のグループを仮想化して提供する仮想管理(ADOM)機能を30サポートできます。この機能によって、プライマリの管理者が、他の管理者が監視および管理するデバイスグループを作成できるようになります。

また、FortiManager-200Dでは、グローバルオブジェクトデータベースを介してすべての仮想管理(ADOM)機能および仮想UTM(VDOOM)機能に適用可能なグローバルポリシーがサポートされます。各仮想管理(ADOM)機能には、すべてのデバイスとポリシーパッケージによって共有されるオブジェクトの共通データベースがあり、ユーザは管理対象アセットのグループ全体で同じような構成を再利用できます。管理者は、デバイス構成のテンプレートを作成して、新しいフォーティネットアプライアンスを素早く構成できます。

FortiManager-200Dは、エンタープライズクラスの機能を手頃な価格のアプライアンスとして提供しています。FortiManager-200Dでは、セキュリティコンテンツはローカルにホストされるため、管理者は、セキュリティコンテンツのアップデートを詳細に管理でき、データベースの応答時間も向上しています。ローカルでホストされるセキュリティコンテンツとしては、アンチウイルス、不正侵入検知/防御、脆弱性およびコンプライアンス管理、Webフィルタリングおよびアンチスパムなど定義ファイルのアップデートです。

FortiAnalyzer-200Dの新機能

FortiAnalyzer-200Dでは、ログ処理のパフォーマンスが大幅に向上しています。FortiAnalyzer-100Cでは1秒間に200のログが処理されていましたが、FortiAnalyzer-200Dでは1秒間に350のログを処理できるようになっています。FortiAnalyzer-200Dではパフォーマンスが向上しており、複数のFortiGateが稼働している中堅企業および大企業の支店において、優れたセキュリティロギング、分析およびレポート機能を提供する理想的なソリューションとなっています。

さらに、FortiAnalyzer-200Dでは、最大で150台のデバイスを接続でき、FortiAnalyzer-100Cと比較してスケーラビリティが50パーセント向上しています。

FortiAnalyzer-200Dのパフォーマンスが強化されたことで、中堅企業および支店を有する大企業のお客様は、全体的なセキュリティの状況をこれまで以上に明確に把握できるようになります。これは、フォーティネットのアプライアンスおよびサードパーティのデバイスが地理的にそして時系列的に分散していても、FortiAnalyzerが、ログの収集および分析を一元的に実行できるためです。

セキュリティイベント情報の管理を向上するために、FortiAnalyzer-200Dは組織のセキュリティイベント、アーカイブされたコンテンツおよび脆弱性の評価を1つのビューにまとめて作成します。新しいアプライアンスは、あらゆる種類のトラフィック、イベント、ウイルス、攻撃、コンテンツフィルタリング、および電子メールフィルタリングデータを取り込むことができます。また、フォレンジック分析やネットワーク監査を実施するときに、手動で複数のログファイルを検索したり、複数のコンソールを分析したりする必要はありません。

FortiMail-200Dの新機能

FortiMail-200Dでは、メモリやプロセシング能力が向上によりパフォーマンスの一層の強化が図られており、FortiMail-100Cと比較して、1時間に処理できるメッセージが80,000から170,000以上に飛躍的に向上しています。また、FortiMail-200Dでは、拡張IPv6サポート、アイデンティティベースの暗号化、および広範なサーバモード機能などのFortiMailのすべての機能が完全に提供されます。

「当社の中堅企業および支店がある大企業のお客様は、これまで以上にスケーラブルなデバイス管理、セキュリティイベント分析機能、および充実した機能がある安全なメッセージングソリューションを実装し、素早く展開できる手頃な価格のアプライアンスを求めています。」とフォーティネットのチーフテクノロジーオフィサーのMichael Xieは述べています。「最新のFortiManager、FortiAnalyzerおよびFortiMailは、この高まるニーズに応えることができます。お客様は、フォーティネットのセキュリティ基盤を管理するための強力でありながら手頃な価格のアプライアンスを選択して、展開できるようになりました。同時にさまざまな分析ツールを選択して、セキュリティ上の盲点を排除することが可能となります。」

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネットは(NASDAQ: FTNT)ネットワーク セキュリティ アプライアンスのワールドワイド プロバイダであり、統合脅威管理(UTM)のマーケット リーダーでもあります。フォーティネットの製品とサブスクリプション サービスは、ダイナミックなセキュリティ脅威に対抗する広範で高性能な統合プロテクション機能を提供しつつ、ITセキュリティ インフラの簡易化も実現します。フォーティネットの顧客には、米フォーチュン誌が選出する2011 Fortune Global 100の大部分を含む世界中の大規模企業、サービスプロバイダ、行政機関が名を連ねています。フォーティネットのフラグシップであるFortiGate製品はASICによる高速なパフォーマンスを誇り、アプリケーションやネットワークの脅威から保護する多層セキュリティ機能が統合されています。フォーティネットの幅広い製品ラインはUTMにとどまらず、エンドポイントからデータベースやアプリケーションなどの境界やコアに至る大規模エンタープライズのセキュリティを保護します。フォーティネットは本社をカリフォルニア州サニーベールに構え、世界中にオフィスを展開しています。

Copyright© 2012 Fortinet, Inc. All rights reserved. 「®」および「TM」マークはいずれも、Fortinet, Inc.とその子会社および関連会社の米国における登録商標および未登録商標であることを示します。フォーティネットの商標には、Fortinet、FortiGate、FortiGuard、FortiManager、FortiMail、FortiClient、FortiCare、FortiAnalyzer、FortiReporter、FortiOS、FortiASIC、FortiWiFi、FortiSwitch、FortiVoIP、FortiBIOS、FortiLog、FortiResponse、FortiCarrier、FortiScan、FortiDB、FortiWebなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。その他の製品名およびサービス名等は、各社の商標である場合があります。フォーティネットは、本プレスリリース内の第三者に帰する声明、認可またはテストについては、検証を行っておらず、また、このような第三者に帰する声明を承認するものではありません。本プレスリリースは、保証または債務保証、または契約として一切拘束を受けるものではなく、記載された製品仕様または製品性能は、ある特定の環境や条件のもとで計測されていることがあります。また、本プレスリリースには、将来の見通しに関して不確実性および仮説を伴う記述が含まれている場合がありますが、本不確実性が現実になったり、あるいは本仮説が正しくないことが判明したりする場合、明文的あるいは暗黙的に記述された内容と異なる結果が生じることがあります。これには、サイバー犯罪活動の動向予測に関する記述などが含まれますが、これに限定されるものではありません。このような動向は予測することが困難であり、また、このような動向に関する公開予測や期待事項は結果として正しくないことがあります。フォーティネットは、このような将来見通しを改正する義務を一切負うものではなく、また改正を発行することもありません。