2013年4月4日
フォーティネットジャパン株式会社

  • 米国時間2013年3月12日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

フォーティネットがFortiMail統合セキュアメールアプライアンスの次世代OSを発表

トップクラスのパフォーマンスと豊富な機能を備えた新FortiMail OSにより、Eメールを介した脅威を阻止

高性能ネットワークセキュリティの世界的リーダーである、フォーティネット(Fortinet®、NASDAQ:FTNT)は本日、悪意のあるEメールを介した脅威の増加に対抗するための重要なセキュリティ機能が搭載された、FortiMail統合セキュアメールアプライアンス向け次世代オペレーティングシステムFortiMail 5.0 OS(以下FortiMail 5.0)を発表しました。MSSP/ISP/企業向けの新OSには、FortiMailの既存機能に加え、グループウェア機能、包括的なWebフィルタリングやコンテンツ保護の機能など、重要なセキュリティ機能が搭載されています。また、FortiMail 5.0には、ファイアウォール、VPN、不正侵入検知/防御システム(IPS)を超えてセキュリティ ポートフォリオの拡大を検討しているMSSPのために設計された機能強化も含まれます。

「組織に所属する個人を狙うハッカーやサイバー犯罪者にとって、Eメールが悪用しやすいことは今後も変わらないでしょう」と、Frost & Sullivan社のシニア インダストリ アナリストであるChris Rodriguez氏は語っています。「MSSPやサービス プロバイダは引き続きEメールを保護する役割を担っていますが、必要なのは自社サービスを最大限に武装し補完してくれる、フォーティネットが提供するようなツールやリソースです」

FortiMail独自のアーキテクチャーによりリアルタイムでの検査およびブロックの機能が提供されるため、Eメールの脅威を阻止し、リソースへの影響を(通常は接続レベルにおいて)最小限にとどめます。また、この独自アーキテクチャーのおかげで、宛先メールサーバが使用可能な場合のメールのキューイングが不要になります。そのため、競合ソリューションと比較して、パフォーマンスが大幅に向上しています。FortiMailはすでに、世界最大規模の多数のキャリアの要件に対応していることが実証されています。そして、1台のアプライアンスで最大毎時2,000万件のメッセージに対して保護機能を提供している、業界最高のパフォーマンスを発揮するEメール セキュリティ ソリューションです。

上記以外にも、FortiMailは競合製品にはない次のような特長を備えています。

  • フィルタリング性能:処理性能が向上したため、URLフィルタリングや不審なニュースレターの検出など、多数の革新的なスパム対策技術を次々に実行することが可能です。この特長により、FortiMailはVirus Bulletin誌のVBSpamアワードを連続受賞しています。
  • 高性能で多様な機能:FortiMailにより、暗号化、隔離、アーカイブ化、AV/AS/コンテンツフィルタリング、Eメールの受信/送信速度の制御、管理、レポートなど、数多くのメールサービスが1つのプラットフォームに集約されます。
  • サービスの継続性:FortiMailは、独自のアクティブ / パッシブまたはアクティブ / アクティブのクラスタリング オプションを提供しているため、シームレスなフェイルオーバーが実現し、ビジネスの継続性が高まります。構成が同期されるだけでなく、メールデータのレプリケーションも可能です。そのうえ、FortiMailのキューイング機能は比類のない性能を発揮します。メールサーバがダウンした場合でも、FortiMailは数日~数週間、Eメールを保持し続けます。

FortiMail 5.0の新機能

FortiMail 5.0には、次の3つの強力な新機能が搭載されています。

  • グループウェア機能:カレンダー機能とアドレス帳機能が追加されました。これにより、セキュリティ機能が組み込まれた完全版メールサーバとして、FortiMailを導入できるようになりました。この新しいOSにより、FortiMailはトランスペアレントモードやゲートウェイモードでの稼働、CPEとして、あるいはクラウドでの稼働が可能となるため、配備の柔軟性が最大限に高まります。
  • FortiGuardのデータベースと連動したWebフィルタリング機能とコンテンツ保護機能:不適切あるいは不要なWebコンテンツからユーザーを保護するため、FortiGuardのURLデータベース カテゴリはWebコンテンツ表示適合性を基準としています。この機能はFortiMail 5.0に統合されており、リアルタイム更新が実行されるため、管理者は非常に詳細なポリシーを適用して、79種類のWebコンテンツ カテゴリと1億以上の評価済みWebサイトに基づいてWebアクセスをフィルタリングすることができます。更新はFortiGuardグローバルディストリビューションネットワーク経由で継続的に提供されます。
  • MSSP専用の機能強化:新しいFortiMail 5.0で稼働するFortiMailは、拡張性に優れ、一元管理されたマルチテナント型のEメール保護ソリューションです。最低限の設備投資と運用コストで迅速に導入でき、付加価値のあるセキュア Eメール サービスを必要としているMSSPに最適です。これらの新機能によって、リソースのパーティショニングおよび保護が強化されているため、MSSPはより詳細な分析を実行して、ユーザーへの課金やリソース使用率の向上に役立てることができます。

新しいFortiMail 5.0を搭載したFortiMailアプライアンスは、MSSPのセキュア Eメールに対するニーズを満たすだけでなく、自社のIPインフラストラクチャがブラックリストに追加されないように送信スパムをフィルタリングし、顧客満足度を維持する必要のあるISPにとっても理想的です。FortiMailの高性能で双方向のメールスキャン機能が、重要性の極めて高い電子メールマルウェア保護を提供します。

フォーティネットのマーケティング担当バイス プレジデントJohn Maddisonは次のように述べています。「サービス プロバイダや企業の顧客満足および組織の生産性にとって、セキュア Eメール システムは不可欠な要素です。だからこそ、FortiMail 5.0と新しいFortMailセキュア Eメール プラットフォームの発表は、画期的な出来事と言えます。新しいFortiMail製品は柔軟なネットワーク構成を可能とし、付加価値のあるセキュア Eメール サービスを必要としているサービス プロバイダにメリットをもたらします。また、企業の場合は、最小限のサービス停止とコストで、社内のEメール インフラストラクチャのセキュリティを大幅に強化できます」

提供開始時期について

FortiMail 5.0は、有効なサポート契約を結ばれているすべてのお客様に、アップデートとしてすでに提供が開始されています。

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネットは(NASDAQ: FTNT)ネットワーク セキュリティ アプライアンスのワールドワイド プロバイダであり、統合脅威管理(UTM)のマーケット リーダーでもあります。フォーティネットの製品とサブスクリプション サービスは、ダイナミックなセキュリティ脅威に対抗する広範で高性能な統合プロテクション機能を提供しつつ、ITセキュリティ インフラの簡易化も実現します。フォーティネットの顧客には、米フォーチュン誌が選出する2012 Fortune Global 100の大部分を含む世界中の大規模企業、サービスプロバイダ、行政機関が名を連ねています。フォーティネットのフラグシップであるFortiGate製品はASICによる高速なパフォーマンスを誇り、アプリケーションやネットワークの脅威から保護する多層セキュリティ機能が統合されています。フォーティネットの幅広い製品ラインはUTMにとどまらず、エンドポイントからデータベースやアプリケーションなどの境界やコアに至る大規模エンタープライズのセキュリティを保護します。フォーティネットは本社をカリフォルニア州サニーベールに構え、世界中にオフィスを展開しています。

Copyright© 2013 Fortinet, Inc. All rights reserved. 「®」および「TM」マークはいずれも、Fortinet, Inc.とその子会社および関連会社の米国における登録商標および未登録商標であることを示します。フォーティネットの商標には、Fortinet、FortiGate、FortiGuard、FortiManager、FortiMail、FortiClient、FortiCare、FortiAnalyzer、FortiReporter、FortiOS、FortiASIC、FortiWiFi、FortiSwitch、FortiVoIP、FortiBIOS、FortiLog、FortiResponse、FortiCarrier、FortiScan、FortiDB、FortiVoice、FortiWebなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。その他の製品名およびサービス名等は、各社の商標である場合があります。フォーティネットは、本プレスリリース内の第三者に帰する声明、認可またはテストについては、検証を行っておらず、また、このような第三者に帰する声明を承認するものではありません。本プレスリリースは、保証または債務保証、または契約として一切拘束を受けるものではなく、記載された製品仕様または製品性能は、ある特定の環境や条件のもとで計測されていることがあります。また、本プレスリリースには、将来の見通しに関して不確実性および仮説を伴う記述が含まれている場合がありますが、本不確実性が現実になったり、あるいは本仮説が正しくないことが判明したりする場合、明文的あるいは暗黙的に記述された内容と異なる結果が生じることがあります。これには、サイバー犯罪活動の動向予測に関する記述などが含まれますが、これに限定されるものではありません。このような動向は予測することが困難であり、また、このような動向に関する公開予測や期待事項は結果として正しくないことがあります。フォーティネットは、このような将来見通しを改正する義務を一切負うものではなく、また改正を発行することもありません。