2013年6月11日
フォーティネットジャパン株式会社

  • 米国時間2013年6月10日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

フォーティネット、新たなエンタープライズ ファイアウォール機能でネットワークセキュリティ プラットフォームを強化

「次世代ファイアウォール(NGFW)で企業に必要な次のセキュリティ対策とは?」という問いに対する答えとしてFortiOS 5にエンタープライズクラスの新機能を追加

高性能ネットワークセキュリティの世界的リーダーである、フォーティネット(Fortinet®、NASDAQ:FTNT)は本日、「次世代ファイアウォールで企業に必要な次のセキュリティ対策とは?」という問いに対する答えとして、当社の受賞歴のあるネットワークセキュリティ プラットフォーム、FortiGateの基盤であるオペレーティングシステム、FortiOS 5に新たな機能を追加したことを発表しました。新しく追加された機能は以下の通りです。

  • セキュリティ設定オプション:ワンクリックで高速ファイアウォール、NGFW(次世代ファイアウォール)、ATP(高度脅威保護)、Webフィルタリング、UTM(統合脅威管理)など、さまざまなプリセット設定オプションの中から選択することができます。
  • ネットワーク利用状況の「見える化」:アプリケーション、ユーザー、デバイスに基づいたネットワークの利用状況について、リアルタイムおよびヒストリカルに、より深く理解することが可能になります。
  • 高度な脅威保護(ATP):強化されたセキュリティツールで、多面的な持続的標的型攻撃から保護します。

調査会社GartnerのリサーチディレクターであるEric Ahlm氏は次のように述べています。「セキュリティ製品を購入する人たちのなかには、データセンター、小規模オフィス、あるいは分散度の高い企業などのさまざまな企業特有のニーズを満たすため、可能な限りコスト効率のよい形でNGFW、UTM、仮想ファイアウォール、ステートフル ファイアウォールといったファイアウォール オプションを組み合わせて使いたいと思っている人もいます」

フォーティネットのマーケティング担当バイスプレジデントであるJohn Maddisonは次のように述べています。「保護を強化し、管理を簡素化し、コストを削減するため、最近の企業はマルチベンダーのファイアウォールの環境を離れ、シングルベンダー型を選択するようになってきました。例えば、データセンターには高性能ファイアウォール、キャンパス周辺にはNGFW、分散したオフィスにはUTMを用いている企業もあるでしょう。セキュリティの革新とセキュリティに特化した研究開発に重点を置いているフォーティネットだからこそ、データセンター、キャンパス周辺、分散したオフィスに対して強固で幅広いセキュリティ機能を持つ真のネットワークセキュリティ プラットフォームを提供できるのです」

フォーティネットのネットワークセキュリティ: 特定の企業要件に選択肢を提供

フォーティネットのセキュリティ設定オプションにより、企業はそれぞれ固有のビジネス要件やセキュリティ要件に基づき、すばやく簡単にFortiGateアプライアンスを設定することができるようになりました。これらのプリセット設定は、システムのセットアップ時、あるいはシステム配置の際にいつでも、ボタンを一度クリックするだけで使用可能です。プリセット設定のオプションは次の通りです。

  • 高性能ファイアウォール(VPNを含む)
  • NGFW(ファイアウォール、侵入防止、アプリケーション コントロール)
  • ATP(高度脅威保護、エンドポイント コントロール)
  • WF(Webフィルタリング、Explicitプロキシ)、
  • NGFW + ATA(NGFWとATPの機能)、
  • UTM(前述の全機能に加えて、Eメールフィルタリング、データ損失防止、脆弱性スキャンを含む)

より高度な「見える化」で、より高度な保護

FortiOS 5の新機能であるネットワーク利用状況の「見える化」により、管理者は詳細な分析性を用い、ネットワーク アクティビティの履歴やリアルタイムでのアクティビティをより深いレベルで理解することが可能になります。抽出可能なデータの種類は、IP、ポート、GeoIP、セッションタイプ、ユーザー名、ネットワーク利用、ネットワークカバレッジ、ネットワークに接続しているアプリケーションやデバイスの種類などです。クライアント・レピュテーションと呼ばれるこの機能により、管理者は相関性のあるデータを使用して、特定の脅威に関連のあるトップクライアントを見つけることや、疑わしいWebサイトやIPアドレスの隔離などを行うことができます。

高度な標的型攻撃(ATA)からの保護

ATAは持続的標的型攻撃(APT)とも言われていますが、これは特定の企業を標的としてさまざまな方向から侵入し、データを盗み出す前に不特定期間、潜伏した状態を保つタイプの攻撃です。FortiGuardの新たなAdvanced Threat Protectionサービスは、さまざまな方面からセキュリティにアプローチするものであり、ゼロデイ脆弱性、未発見のマルウェア、フィッシングメール、パスワードのハッキングを介して行われる攻撃からの保護を提供します。このATPサービスの機能には、ボットネット ブラックリストの作成、アンチマルウェア シグニチャー、クラウド型のサンドボックスなどが含まれます。

カスタムASICを搭載した定評のあるパフォーマンス

本日の発表は、なぜFortiOSが世界最先端のネットワークセキュリティ オペレーティングシステムであるのか、ということをこれまで以上に実証するものです。NSS Labs、ICSA Labs、Common Criteria、Virus Bulletin 、FIPSといった業界トップクラスのテスト・計測機関により認定されており、高性能かつ目的に特化したネットワーク、コンテンツ、SoCプロセッサを備えたFortiGateアプライアンスと組み合わせれば、ネットワーク管理者はギガビットの速さで不正なコンテンツを検出することができます。他のセキュリティ技術は汎用CPUに依存しているため、今日の多様なコンテンツベース、コネクションベースの脅威から保護することは不可能で、危険なパフォーマンス ギャップを引き起こす原因となることがあります。FortiASICプロセッサによって、配備されているネットワークセキュリティがネットワークのボトルネックとならないようになっています。

提供開始時期について

FortiOS 5のアップデートは、有効なサポート契約を結ばれているすべてのお客様に提供が開始されています。

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネットは(NASDAQ: FTNT)ネットワーク セキュリティ アプライアンスのワールドワイド プロバイダであり、統合脅威管理(UTM)のマーケット リーダーでもあります。フォーティネットの製品とサブスクリプション サービスは、ダイナミックなセキュリティ脅威に対抗する広範で高性能な統合プロテクション機能を提供しつつ、ITセキュリティ インフラの簡易化も実現します。フォーティネットの顧客には、米フォーチュン誌が選出する2012 Fortune Global 100の大部分を含む世界中の大規模企業、サービスプロバイダ、行政機関が名を連ねています。フォーティネットのフラグシップであるFortiGate製品はASICによる高速なパフォーマンスを誇り、アプリケーションやネットワークの脅威から保護する多層セキュリティ機能が統合されています。フォーティネットの幅広い製品ラインはUTMにとどまらず、エンドポイントからデータベースやアプリケーションなどの境界やコアに至る大規模エンタープライズのセキュリティを保護します。フォーティネットは本社をカリフォルニア州サニーベールに構え、世界中にオフィスを展開しています。

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