2013年9月25日
フォーティネットジャパン株式会社

フォーティネット、NECのクラウド基盤ソフトウェアとの連携を強化

データセンタのクラウド環境構築と運用を自動化する「WebSAM vDC Automation」が FortiGateを正式にサポート

高性能ネットワークセキュリティの世界的リーダーである、フォーティネット(Fortinet®、NASDAQ:FTNT)は本日、日本電気株式会社(以下、NEC)が提供するデータセンタ向けクラウド環境構築・運用支援ソフトウェアの「WebSAM vDC Automation」に、アプライアンスプールの次世代ファイアウォールとしてフォーティネットのFortiGateアプライアンスが正式にサポートされたことを発表しました。

WebSAM vDC Automationは、企業やサービス事業者が所有するデータセンタ内におけるクラウド環境の構築・運用の自動化を支援するクラウド基盤ソフトウェアで、ソフトウェアでネットワークを制御するSDN(Software-Defined Networking)の概念をいち早く取り込んでいます。WebSAM vDC Automationは、OpenFlowに対応したNECの「UNIVERGE PF6800」との連携によって、仮想サーバと仮想ネットワークの集中制御を実現し、さらに、ネットワークの構築、運用も自動化して、サービス提供までの時間短縮と運用管理者の管理負担を低減します。

WebSAM vDC AutomationとFortiGateの連携メリット

  1. ネットワークのセキュリティ対策に必要なファイアウォールの設計も、自動化された一連のワークフローに沿って実行されるため、論理ネットワークの設計作業の単純化、作業時間の短縮化を実現し、ネットワーク構築プロセスの品質も確保できます。
  2. ネットワーク設定変更の際に、機器ごとの設定作業が不要になるため、データセンタ運用管理の負荷を軽減することができます。

フォーティネットは、NECが実現するSDN環境にセキュリティ リソースとしてFortiGateを導入するにあたり、2010年より協力体制を築いてきました。このたび、NECのWebSAM vDC AutomationにFortiGateが対応することで、クラウドのSDN環境においてもセキュリティの強化を実現します。また、WebSAM vDC Automationの次世代ファイアウォールとして正式にサポートされるサードパーティ製品は、フォーティネットのFortiGateが初めてです。

NEC システムソフトウェア事業部 事業部長 伊藤晃徳 氏は次のように述べています。
「NECは、これまで、当社のクラウド基盤ソフトウェアWebSAM vDC Automationとフォーティネット社のFortiGateとの連携強化に取り組んで参りました。その結果、連携ソリューションについて、多くのお客様から高い支持をいただいております。今やシステムのセキュリティ担保のために、ファイアウォールの導入は不可欠ですが、クラウド環境における運用の複雑化は、深刻な課題となっています。NECは、両社製品の強みを活かして、運用をシンプル化し、高信頼かつ利便性と運用性に優れたセキュアなクラウド環境を、お客様にご提供していきます」

フォーティネットジャパン 社長執行役員 久保田則夫は次のように述べています。「フォーティネットはこの数年間、NECと密に連携して参りましたが、このたびWebSAM vDC AutomationにFortiGateを正式にサポートしていただいたことは、FortiGateの性能と機能性を高く評価していただいた結果だと思っております。サイバー攻撃の脅威が拡大するなか、クラウド環境におけるデータセンタのセキュリティ対策は非常に重要な課題となっており、構築プロセスや運用においてセキュリティも含んで自動化できることは大きなメリットをもたらします。今後もフォーティネットは、ネットワークセキュリティを提供するリーディングプロバイダとして、NEC様のSDNに向けた取り組みを支援して参ります」

フォーティネットのFortiGateは、中小企業向けから大企業やMSSP(マネージドセキュリティ サービスプロバイダ)までをカバーする幅広い製品ラインナップのネットワークセキュリティ アプライアンスで、一台で複数のセキュリティ機能を持つUTM(統合脅威管理)として、または次世代ファイアウォールとして、お客様が必要する機能をハードウェアまたはVM(仮想マシン)で導入することが可能です。フォーティネットは、独自開発の専用プロセッサFortiASICで実現する高い性能と、専用のオペレーティングシステムFortiOSが提供する豊富なセキュリティ機能で市場をリードし、2002年に最初の製品を出荷して以来、フォーティネットのセキュリティ アプライアンスは、世界で1,250,000台の出荷台数を記録しています。

【参考資料】
WebSAM vDC Automation(ウェブサム ヴィディシー オートメーション)は、企業内のICTリソース(物理/仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク)をリソースプール化して一元管理し、利用者へ提供する際の構築プロセスや運用を自動化することで、運用開始までの作業時間を短縮するとともに、ICTリソースの有効活用と管理コストの効率化を支援します。(http://jpn.nec.com/websam/vdcautomation/

* ProgrammableFlowは、OpenFlowに対応したNECのアーキテクチャ(技術)名称です。

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネットは(NASDAQ: FTNT)ネットワーク セキュリティ アプライアンスのワールドワイド プロバイダであり、統合脅威管理(UTM)のマーケット リーダーでもあります。フォーティネットの製品とサブスクリプション サービスは、ダイナミックなセキュリティ脅威に対抗する広範で高性能な統合プロテクション機能を提供しつつ、ITセキュリティ インフラの簡易化も実現します。フォーティネットの顧客には、米フォーチュン誌が選出する2012 Fortune Global 100の大部分を含む世界中の大規模企業、サービスプロバイダ、行政機関が名を連ねています。フォーティネットのフラグシップであるFortiGate製品はASICによる高速なパフォーマンスを誇り、アプリケーションやネットワークの脅威から保護する多層セキュリティ機能が統合されています。フォーティネットの幅広い製品ラインはUTMにとどまらず、エンドポイントからデータベースやアプリケーションなどの境界やコアに至る大規模エンタープライズのセキュリティを保護します。フォーティネットは本社をカリフォルニア州サニーベールに構え、世界中にオフィスを展開しています。

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