2013年11月5日
フォーティネットジャパン株式会社

  • 米国時間2013年10月14日に発表されたプレスリリースの抄訳です。

フォーティネット、仮想セキュリティ エコシステムを拡充: VMware、Citrixに加え、Windows ServerのHyper-VおよびKVMをサポート

業界で最も広範な仮想化セキュリティソリューションを提供

高性能ネットワークセキュリティの世界的リーダーである、フォーティネット(Fortinet®、NASDAQ:FTNT)は本日、同社の仮想セキュリティ エコシステムを拡充し、マイクロソフト社のWindows Server Hyper-Vおよびカーネルベースの仮想マシン(KVM)仮想化基盤をサポートすることを発表しました。データセンタ、MSSP(マネージドセキュリティ サービスプロバイダ)、クラウドサービスプロバイダやプライベートクラウド 基盤を構築している企業向けに設計されたフォーティネットの仮想セキュリティ エコシステムは、仮想マシンのインスタンス間にクリティカルなセキュリティサービスを提供しています。また、「一元管理」が可能となっており、仮想化基盤、物理基盤を集中管理できます。

本日の発表は8月のVMworldにおける発表に続く内容となっております。VMworldでは、先日公表されたVMwareのネットワーク仮想化プラットフォームNSXとのPoC(Proof of Concept: 概念実証)統合について発表を行いました。NSXは物理的および論理的なワークロードにおける通信セキュリティポリシーのエンフォースメントを提供するネットワーク仮想化プラットフォームです。

9月には、フォーティネットの仮想アプライアンスFortiGate-VMが侵入検出、アプリケーションファイアウォール、一般的なファイアウォール性能を評価され、Common Criteria EAL 4+(Evaluation Assurance Level 4+:評価保証レベル4+)認定を取得したことを発表しました。EAL 4+はネットワーク ファイアウォールの部門でネットワークセキュリティベンダーが取得できる最高レベルの認定です。

現在のVMware、Citrix XenServer、Open Source Xen仮想化技術へのサポートに加えてWindows ServerのHyper-VおよびKVMへのサポートを追加することで、フォーティネットは仮想化基盤に対して業界で最も広範なセキュリティ ソリューションを提供することとなります。

広範な仮想化セキュリティ ソリューション

フォーティネットの仮想セキュリティ エコシステムでは、仮想アプライアンスであるFortiGate-VM、FortiAnalyzer-VMおよびFortiManager-VMにおいてVMwareおよびWindows ServerのHyper-Vをサポートし、FortiGate-VMではKVMもサポートしています。

FortiGate-VMはさまざまな脅威に対応した仮想フォームファクタの統合型セキュリティを提供しており、5つの仮想アプライアンスモデルが利用可能です。FortiGateの仮想アプライアンスはすべて、幅広い脅威からの保護を提供し、オペレーティングシステムFortiOS 5が提供するセキュリティおよびネットワーキングサービスのすべてをサポートしています。

FortiAnalyzer-VMはフォーティネットの物理・仮想アプライアンスおよびsyslog互換デバイスからログデータをセキュアに収集します。カスタマイズが容易な総合レポートテンプレートを用いることで、トラフィック、イベント、ウイルス、攻撃、Webコンテンツ、電子メール データといったログレコードのフィルタリング、チェック、マイニングが可能です。こうしたデータマイニングを通じて、セキュリティの状況を判断し、法規制コンプライアンスを徹底することが可能になります。

FortiManager-VMはフォーティネットの基盤の指揮統制を行う集中管理システムであり、ハードウェア版と同様の強力なネットワークセキュリティ管理機能を提供します。フォーティネットの仮想アプライアンスを用いることで、お客様は物理アプライアンス、仮想アプライアンスの両方を配備し、共通ポリシーのエンフォースメントを行うことができます。これらは一元管理を行うプラットフォームFortiManagerから管理することが可能です。

本日の発表で、FortiWeb-VM仮想アプライアンスファミリーもCitrix XenServerおよびOpen Source Xenをサポートすることとなります。

FortiWeb-VMは中規模・大規模企業、アプリケーション サービスプロバイダ、SaaSプロバイダの特殊な階層化アプリケーションを脅威から保護します。FortiWebのWebアプリケーション ファイアウォールは、Webベースのアプリケーションおよびインターネットに接続しているデータを攻撃やデータ損失から保護します。FortiWebの物理・仮想アプライアンスは不正なソースやアプリケーション層へのDoS攻撃、SQLインジェクションやクロスサイト スクリプティングなどの高度な脅威に対し、双方向的な保護を提供する高度な技術を使用することで、窃盗、金融詐欺、サービス妨害の防止に貢献します。また、企業が政府規制や業界のベストプラクティス、社内方針に従って監視・実行する際に必要な技術を提供します。

フォーティネットの仮想セキュリティ エコシステムの検証

フォーティネットの仮想アプライアンスは迅速なプロビジョニングが可能であり、また仮想基盤内でクリティカルなセキュリティコントロールを実行することで容易にスケーリングを行い、内部の仮想マシン間の通信を保護します。これにより、害を及ぼす可能性のある盲点を減らし、ポリシーのコンプライアンスを強化させることが可能となります。

フォーティネットのマーケティング担当バイス プレジデントJohn Maddisonは次のように述べています。「パブリックおよびプライベートのクラウド インフラストラクチャを構築する企業が増えていますが、どの仮想プラットフォームを利用するかという選択においては、大抵の場合セキュリティソリューションとは無関係に行われています。だからこそ、Windows Server Hyper-VおよびKVMの仮想技術のサポートは重要な意味を持ちます。業界で最も広範なハイパーバイザをサポートするフォーティネットの仮想セキュリティ エコシステムにより、顧客はベンダーに関わらず安心して仮想プラットフォームを選択できるようになります」

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネットは(NASDAQ: FTNT)ネットワーク セキュリティ アプライアンスのワールドワイド プロバイダであり、統合脅威管理(UTM)のマーケット リーダーでもあります。フォーティネットの製品とサブスクリプション サービスは、ダイナミックなセキュリティ脅威に対抗する広範で高性能な統合プロテクション機能を提供しつつ、ITセキュリティ インフラの簡易化も実現します。フォーティネットの顧客には、米フォーチュン誌が選出する2012 Fortune Global 100の大部分を含む世界中の大規模企業、サービスプロバイダ、行政機関が名を連ねています。フォーティネットのフラグシップであるFortiGate製品はASICによる高速なパフォーマンスを誇り、アプリケーションやネットワークの脅威から保護する多層セキュリティ機能が統合されています。フォーティネットの幅広い製品ラインはUTMにとどまらず、エンドポイントからデータベースやアプリケーションなどの境界やコアに至る大規模エンタープライズのセキュリティを保護します。フォーティネットは本社をカリフォルニア州サニーベールに構え、世界中にオフィスを展開しています。

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