2016年6月10日
フォーティネットジャパン株式会社

フォーティネット、AccelOpsの買収を発表

AccelOpsの買収により、物理的なネットワークからIoT、クラウド、そしてマルチベンダーのネットワークまでをカバーする高度な分析とセキュリティインテリジェンスで、フォーティネットのセキュリティファブリックを拡充

高性能サイバーセキュリティソリューションのグローバルリーダーであるフォーティネット(NASDAQ: FTNT)は、本日、ネットワークセキュリティのモニタリングと分析ソリューションのリーディングプロバイダであるAccelOpsの買収を発表しました。今回の買収により、セキュリティの可視性、セキュリティデータの分析、そしてマルチベンダーのソリューション全体の脅威インテリジェンスが向上し、先日フォーティネットが発表した セキュリティファブリック戦略がさらに拡充されることになります。

  • AccelOps のソリューションは、FortiSIEMとなり、フォーティネットのセキュリティファブリックの一部となります。これによってお客様は、フォーティネットとマルチベンダーのセキュリティソリューションの両方で可視性が向上し、IoTからクラウドに至るまで、エンドツーエンドの総合的なネットワークセグメンテ―ション戦略を取ることが可能になります。セキュリティの関連付けと分析の結果が直接セキュリティファブリックに入り、自動的に脅威に対する予防措置を取ることができます。
  • FortiGuard Labsのグローバルな脅威インテリジェンスと第三者からの脅威の最新情報を組み入れたAccelOpsの次世代セキュリティ情報イベント管理(Next Gen SIEM)の機能は、フォーティネットのセキュリティファブリックと統合されます。企業は、分散型ネットワークの全体において、優先順位づけされ協調体制が整えられた対応策と脅威に対する効果的なインテリジェンスをサブスクリプションベースで利用することができます。
  • AccelOpsのセキュリティオペレーションセンター(SoC)とネットワークオペレーションセンター(NoC)の機能は、マネージドセキュリティサービスプロバイダ(MSSP)とフォーティネットサポートサービスで利用されることになります。ここには、新しいFortiCare 360° サポートというサブスクリプションサービスも含まれます。この新しいサービスは、顧客の特定のセキュリティインフラについて、セキュリティとパフォーマンスの自動監査や、予想外のサービス障害を予防するアドバイス、そして、パフォーマンスとサービスの提供に影響を与える前に、問題の解決をお客様にご提供するものです。
  • AccelOpsは現在、さまざまな業界に数百の顧客を有しており、特に企業や政府機関、マネージドサービスプロバイダのお客様から大きな支持を集めています。今回の買収により、フォーティネットは成長を続ける現在事業展開中の市場に加えて、20億ドル規模のSIEM市場にも参入することになります。この市場についてガートナーは、2019年までに29億ドルに成長すると予想しています。

フォーティネットの創業者であり、会長兼CEOのKen Xie(ケン・ジー)は次のように述べています。「セキュリティ侵害の60%でデータが盗まれ、検知もされていません。原因は、それがわずか数分であっても、脅威モニタリングやセキュリティ事象の関連付けが効果的でないからです。さらに、組織全体に配備されたマルチベンダーのネットワークを全体的に見ることができないことや、脅威の情報の数が増加し複雑になっていることは、ビッグデータのセキュリティ上の課題となっています。AccelOpsの買収により、セキュリティとコンプライアンスのモニタリングにマルチベンダーのセキュリティソリューションの高度な分析を組み合わせることで、フォーティネットはセキュリティファブリックを拡充し、IoTからクラウドまで、自動化された実効性のあるセキュリティインテリジェンスを可能にし、こうした課題に対応できるようにします」

AccelOps創業者兼CTO(最高技術責任者) Partha Bhattacharyaは次のように述べています。「フォーティネットと AccelOpsは、ITインフラ全体の総合的で実効性のあるセキュリティインテリジェンスを提供するという共通のビジョンを持っています。私どものミッションは、いつでも、お客様が可能な限り簡単かつ効果的にセキュリティとコンプライアンスの管理をできるようにすることです。 AccelOpsのソリューションとフォーティネットのセキュリティファブリックのビジョンやソートリーダーシップのシナジー効果により、規模対応能力が非常に高く実績のあるグローバルな脅威インテリジェンス、セキュリティとパフォーマンスの分析、そしてコンプライアンスとコントロールで、マルチベンダーのセキュリティやネットワーク製品で構成される、あらゆるタイプのネットワーク環境において、お客様を守ることができるようになります」

買収は即時完了し有効となります。フォーティネットは、今回の買収が、同社の2016年度第2四半期、または2016年4月26日発表の通期の財務ガイダンスに大きな影響を与えるとは考えていません。追加の財務条件は補足資料のForm 8-K(英文)でご覧いただけます。

AccelOpsについて
AccelOpsは、スケーラブルなネットワークセキュリティのモニタリングと分析のソリューションの大手プロバイダです。AccelOpsは、それまでなかった考え方をネットワークに導入することで、組織が脅威を識別、予防、管理する方法、そして、ネットワークセキュリティのモニタリングとネットワークのパフォーマンス分析が統合された形を根本的に変えました。 AccelOpsのバーチャルアプライアンスソフトウエアは、ローカルとバーチャルのインフラのセキュリティとパフォーマンス、コンプライアンスを監視し、環境を一元的に見ることができるようにします。このソフトウエアは、マルチテナントのネットワークや単一型のネットワーク、スパニングサーバー、デバイス、ストレージ、ネットワーク、セキュリティ、アプリケーション、そしてユーザーの全体に渡って、ITの問題の検知と分析、自動化をシームレスに行います。

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネット(NASDAQ: FTNT)は、世界中の大手企業、サービスプロバイダ、そして政府機関を守っています。フォーティネットは、拡大する攻撃に対するシームレスな保護とインテリジェンスを提供し、ボーダレスなネットワークでの、増え続けるパフォーマンスの条件に応じるパワーで、現在もまた将来も、お客様に貢献します。ネットワーク上でも、アプリケーションやクラウド、またはモバイル環境であっても、妥協することなく、極めて重大なセキュリティ上の問題に対応するセキュリティを提供できるのはフォーティネットのセキュリティファブリックのアーキテクチャだけです。世界27万以上のお客様がビジネスを守るためにフォーティネットに信頼を寄せています。
フォーティネットジャパンについては、www.fortinet.co.jpをご覧ください。

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