2017年7月7日
フォーティネットジャパン株式会社

高性能サイバーセキュリティソリューションの世界的リーダーである、フォーティネット（Fortinet®、NASDAQ：FTNT）は本日、ネットワークの可視性とセキュリティ コントロールを強化する最新のネットワークOS「FortiOS 5.6」を日本市場に投入することを発表しました。日本のエンドユーザー様向けにはFortiOS 5.6.1から本格提供を開始し、ユーザーインターフェイスの日本語化など従来通りの使い易さを継承しています。

フォーティネットのテクノロジービジョンである「セキュリティ ファブリック」はクラウド、IoT、モバイルの普及が進む中、急速な拡大を続ける攻撃対象を保護し、"あらゆる場所に存在するデータ"の安全性を確保するために、第三世代のネットワークセキュリティの必要性が高まっています。フォーティネットのセキュリティ ファブリックは、進化するITインフラに対して動的に適応するように設計されたアーキテクチャを基盤とするセキュリティアプローチです。FortiOS 5.6は、セキュリティデバイス、NOC、SOCにおけるセキュリティファブリックの可視性と自動化機能を拡張しました。

FortiOSがデバイスやアプリケーションにおけるセキュリティファブリック機能を拡大

FortiOS 5.6には、数多くの技術的イノベーションが組み込まれており、現在利用可能な従来からのセキュリティプラットフォームやポイントソリューションの機能をはるかに超える、包括的な一元型の機能を提供します。

• FortiOS 5.6は、すべてのセキュリティ要素へのリアルタイムの可視化を一元的に実現するIT資産表示を提供するとともに、ファブリック・レディ パートナープログラムに参加するパートナー企業が提供するソリューションとの統合用にオープンAPI（アプリケーションプログラムインターフェイス）を提供します。
• フォーティネットの無線アクセスポイント、LANスイッチ、サンドボックスへの可視性が拡大したことで管理が強化され、ネットワークを構成するコンポーネントに対する一元管理が可能となり、高度な脅威保護を提供できるようになりました。
• ユーザーインターフェイス（UI）が新たに、可視化に基づき迅速にセキュリティ設定変更へと転換させるよう設計されました。ネットワークトポロジーマップを可視化し、監査、ログ、レポート作成機能のインタラクティブな操作性を強化したことで、システム管理者はリアルタイムでより簡単にネットワークの変更を行うことができるようになります。
• FortiOS 5.6はネットワークの有効性やコンプライアンスの向上に役立つような、セキュリティに関するプロアクティブなアドバイスを提供します。
• フォーティネットのセキュリティファブリックの基礎となるテクノロジーとして、FortiOS 5.6は物理、仮想、ハイブリッド環境においてIoTからクラウドまでスケールしてセグメント化し、世界各地に分散している最大規模の企業の攻撃対象領域全体を保護します。

NOCとSOCを統合しエンドツーエンドの可視性を提供

FortiOS 5.6の機能拡張とFortiSIEM、FortiAnalyzer、FortiManagerからなるフォーティネットのセキュリティオペレーションソリューションが連携することで、エンドポイントからクラウドまで、企業のインフラストラクチャー全体においてこれまでにない可視性と自動化機能を提供できるようになりました。FortiSIEM、FortiAnalyzer、FortiManagerは、スタンドアロンでも連動させた状態でも導入可能で、個々の組織に特有なニーズを満たすことが可能です。

• FortiSIEMはオールインワンのNOCおよびSOCソリューションであり、リアルタイムで自動セキュリティ、可視性、パフォーマンス、可用性のモニタリングを提供します。FortiSIEMはフォーティネットのセキュリティファブリックからのインテリジェンスおよび、デスクトップからIoTデバイスまで、何千というスイッチやサーバーからのデータを一元的に収集し、相互に関連付けることができます。
• FortiSIEMは、外部からの脅威インテリジェンスの供給やイベントログもサポートしており、仮想化されたIT資産を含む企業が保有するシステムすべてに対し、フォーティネットのセキュリティファブリックの高度な分析機能、コンプライアンス機能を拡張します。

SD-WANへの対応

FortiOS 5.6 ではネットワーク機能も強化されて、SD-WANへの対応が可能になりました。インターネットまたはプライベートWAN リンク経由で世界中のネットワークとセキュリティのパスをリンクすることで、完全にボーダーレスのエンタープライズインフラストラクチャを実現します。さらには、アプリケーションの可視性とインテリジェントなロードバランシングの機能も提供します。一元化された環境にネットワークセキュリティ機能を統合し制御できるため、管理が簡素化されます。

フォーティネットの創業者であり、会長兼CEOのKen Xie（ケン・ジー）は次のように述べています。「現在のデジタルエコノミーの需要により、ネットワークはますます複雑化が進み、設計や導入、運用、そして何よりセキュリティ確保のための逸材が必要とされています。現在のポイント・プロダクトやプラットフォームセキュリティソリューションでは、こうした需要に対処するのに必要な幅広さ、処理能力、あるいは高度な自動化機能を提供できません。セキュリティに対する従来のアプローチが、ますます持続可能なものではなくなってきていることは明らかです。フォーティネットのセキュリティファブリックは、明日の企業の保護に必要不可欠となる自己充足型のネットワークセキュリティの基礎を築くと同時に、今日の課題を解決するのに必要な、強力で自動化された幅広いセキュリティソリューションを提供します」

提供開始時期

FortiOS 5.6.1は８月上旬より提供開始予定　(FortiOS 5.6.0は、先行ユーザーに提供中)

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネット（NASDAQ: FTNT）は、世界中の大手企業、サービスプロバイダ、そして政府機関を守っています。フォーティネットは、拡大する攻撃に対するシームレスな保護とインテリジェンスを提供し、ボーダレスなネットワークでの、増え続けるパフォーマンスの条件に応じるパワーで、現在もまた将来も、お客様に貢献します。ネットワーク上でも、アプリケーションやクラウド、またはモバイル環境であっても、妥協することなく、極めて重大なセキュリティ上の問題に対応するセキュリティを提供できるのはフォーティネットのセキュリティ ファブリックのアーキテクチャだけです。フォーティネットは世界で最も多くのセキュリティアプライアンスを出荷し、世界31万以上のお客様がビジネスを守るためにフォーティネット に信頼を寄せています。
フォーティネットジャパンについては、www.fortinet.co.jpをご覧ください。

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