2017年11月14日
フォーティネットジャパン株式会社

フォーティネット、産業用IoTへのセキュリティファブリックの可視化と保護を拡張

IoT(モノのインターネット)セキュリティに対するフォーティネットの勢いと、業界をリードする特許イノベーションを明示

高性能サイバーセキュリティソリューションの世界的リーダーである、フォーティネット(Fortinet®、NASDAQ:FTNT)は本日、産業用モノのインターネット(Industrial Internet of Things, IIoT)に対する同社のセキュリティファブリックの可視性、制御、保護を拡張する新たなFortiGuard Industrial Security Serviceを発表しました。

  • FortiGuard Industrial Security Service (ISS)は、FortiGuard Labsのインテリジェンスサービスを基盤とし、公共事業、石油ガス、輸送、製造などの重要インフラストラクチャや産業部門の組織に固有のアプリケーション制御やIPSシグネチャを提供します。
  • 製造業から天然資源、航空、政府組織まで、世界中のお客様が、それぞれの複雑なネットワークやエンドポイントデバイスを保護するため、フォーティネットのセキュリティファブリックの幅広いIoTソリューションを選択しています。
  • フォーティネットは、IoTセキュリティに関する特許取得済み製品のポートフォリオを拡充し、IoTにおけるイノベーションに対する継続的なコミットメントを示しています。

FortiGuardの脅威インテリジェンスで産業用モノのインターネットの安全を確保

企業や消費者の需要により、グローバルネットワークに接続するIoTデバイスの数が爆発的に増えました。接続状態にあるIoTデバイスの数は、2015年には世界で100億から150億台だったものが、2020年までには200億から300億台になる可能性があると、マッキンゼーは予測しています(英文)。しかし、デバイスが急増すると同時に、セキュリティリスクも増大していきます。

従来、商業ネットワークや産業ネットワークと、それらに接続するIoTデバイスは隔絶した状態で稼働していましたが、スマートシティやコネクテッドホームなどが主流となり、これらのデバイスが地域や国のインフラストラクチャ、グローバルなインフラストラクチャに統合されるようになりました。これにより、組織はますます収束が進むIT、OT、IoTのネットワークやデバイスの安全確保の方法を考え直す必要が出てきました。個別のセキュリティツールを統合型のセキュリティファブリックに統合することで、組織はリアルタイムで脅威インテリジェンスを収集して相互に関連付け、異常な挙動を特定し、複雑なIoTのアタックサーフェス(攻撃対象領域)のどこにおいても自動で対応を編成することができるようになります。

FortiGuard ISSは最も広範に使用されている産業制御システム(ICS)や監視制御システム(SCADA)のデバイスやアプリケーションを保護します。この新たなサービスは、脆弱性保護、高い可視性、ICSやSCADAシステムに対する粒度の細かい制御を提供し、またインテリジェンスもリアルタイムで更新でされているため、組織はアクセスを制限し、重要なIIoTインフラストラクチャの攻撃対象領域を最小限に抑えることが可能です。FortiGuard ISSは、苛酷な環境での実行を念頭に設計されたフォーティネットの産業レベルの強度を持つセキュリティアプライアンスを補完するものとなります。

グローバル企業はIoTの利点を安全に活用

さまざまな業界におけるあらゆる規模の組織が、IoTにおけるセキュリティの課題を解決するため、フォーティネットのセキュリティファブリックを導入しています。

  • Gibson Energy - Gibsonは、採掘と小売りの間の中間業務を行う石油ガス会社です。高度な分散型のITインフラストラクチャを有しており、クラウドへの移行を安全に行い、現場に配備されているIoTデバイスを管理するためのより優れた方法を求めていました。Gibson Energyの情報サービス担当VPであるRichard Hannah氏は、次のように述べています。「私たちは現場に何千というデバイスを配備しており、これらのデバイスの監視を手動で行う必要がありました。今はこれらをクラウドに接続し、運用に関する重要なアナリティクスを提供する計画があります。フォーティネットと連携することで、当社の運用チームは現在これらのデバイスをリアルタイムで監視でき、保守や労働時間を何千時間と節約すると同時に、当社のインフラストラクチャのセキュリティを確保できるようになりました」
  • ムンバイ市 - マハラシュトラ州政府は、ムンバイWiFiプロジェクトにおいてワイヤレスインターネットアクセスを提供するため、フォーティネットを選択しました。このプロジェクトでは、ムンバイの市民のため、そしてスマートパーキングやスマートトランスポーテーションの実現に向け、ムンバイの全主要エリアにパブリックWiFiのホットスポットが提供されます。マハラシュトラ州政府のインフォメーションテクノロジー部門第一秘書のVijay Kumar Gautam氏は、次のように述べています。「ムンバイWiFiプロジェクトは、ムンバイ市民のデジタル化において重要な役割を果たします。私たちの目標は、市の主要エリア全てにパブリックWifiを提供し、重要な政府サービスをオンラインで利用できるようにすることです。現在の私たちのパブリックインフラストラクチャはハイパーコネクテッドなものとなっているため、このような大掛かりなプロジェクトには、時間の経過ととともにユーザーやデバイス、アプリケーションの数を増やすことができる、高い拡張性と柔軟性を備えたテクノロジーが必要です」

IoTセキュリティに対する統合型ソリューション

フォーティネットは、攻撃対象領域のあらゆるポイントでIoTを保護する幅広い統合型のソリューションを提供しており、IoTセキュリティの課題に対処するうえで独自の位置にいます。IoTの脅威に対してインフラストラクチャを強化するためには、組織は学習、セグメンテーション、保護という3つの戦略的なネットワークセキュリティ能力が必要です。フォーティネットの幅広いIoTセキュリティソリューションには、FortiOS、FortiGate、FortiSIEM、セキュアアクセス、FortiGuard 脅威インテリジェンス、高度な脅威保護(Advanced Threat Protection, ATP)などが含まれています。また、堅固なFabric Ready Partnerエコシステムにより、ForeScout(英文)Nozomi Networks(英文)SentinelOne(英文)といった別のIoTおよびエンドポイントセキュリティベンダーとのテクニカルパートナーシップを介して高度な統合と完全な保護を実現します。

業界をリードするIoTセキュリティイノベーション

フォーティネットには、セキュリティのイノベーションを提供してきた長い歴史があり、IoTセキュリティでは、次点のセキュリティベンダーより数倍も勝る、業界で最も堅固な特許ポートフォリオを有しています。こうした特許の取得が、リーダーとしての揺るぎない地位や、お客様に最先端のIoTセキュリティソリューションを提供する能力の基盤となっています。

  • IoTを管理、保護するためのシステム
  • 物理レベルでのIoT侵入検知
  • IoTのステートレス自動設定機能でIPv6クライアントのフィンガープリンティング
  • ヒューリスティクスベースの手法で、WiFiにおけるIoT攻撃を特定

フォーティネットのプロダクト&ソリューション担当シニアバイスプレジデント、John Maddison(ジョン・マディソン)は次のように述べています。「IoTベースの攻撃は莫大な数にのぼり、またその容易さから、何十億というデバイスが兵器化され、世界のデジタルエコノミーや重要なインフラストラクチャを混乱させ、何百万人というユーザーのデータを破壊するのに利用される恐れがあります。範囲が膨大なIoTをうまく防御するためには、組織は完全な可視性を確保し、セグメンテーション、エンド・ツー・エンドの保護を実現できるよう、インフラストラクチャ全体をスケールさせるアーキテクチャが必要です。フォーティネットのセキュリティファブリックは、IoTの攻撃対象領域全体に対する包括的なソリューションで組織の防御態勢を整え、学習、セグメンテーション、そして最終的にはIoTがもたらすさまざまな攻撃対象領域の保護に必要なパフォーマンスと脅威インテリジェンスを提供します」

フォーティネットは継続的な勢いとイノベーションにより、Fortune誌が今年初めて発表した、飛躍的な成長を遂げる可能性のある企業50社「Fortune Future 50」に選ばれるなど、最近はさまざまな栄誉を獲得しています。

フォーティネットについて (www.fortinet.com)
フォーティネット(NASDAQ: FTNT)は、世界中の大手企業、サービスプロバイダ、そして政府機関を守っています。フォーティネットは、拡大する攻撃に対するシームレスな保護とインテリジェンスを提供し、ボーダレスなネットワークでの、増え続けるパフォーマンスの条件に応じるパワーで、現在もまた将来も、お客様に貢献します。ネットワーク上でも、アプリケーションやクラウド、またはモバイル環境であっても、妥協することなく、極めて重大なセキュリティ上の問題に対応するセキュリティを提供できるのはフォーティネットのセキュリティ ファブリックのアーキテクチャだけです。フォーティネットは世界で最も多くのセキュリティアプライアンスを出荷し、世界33万以上のお客様がビジネスを守るためにフォーティネット に信頼を寄せています。
フォーティネットジャパンについては、www.fortinet.co.jpをご覧ください。

Copyright© 2017 Fortinet, Inc. All rights reserved. 「®」および「™」マークはいずれも、Fortinet, Inc.とその子会社および関連会社の米国における登録商標および未登録商標であることを示します。フォーティネットの商標には、Fortinet、FortiGate、FortiGuard、FortiManager、FortiMail、FortiClient、FortiCloud、FortiCare、FortiAnalyzer、FortiReporter、FortiOS、FortiASIC、FortiWiFi、FortiSwitch、FortiVoIP、FortiBIOS、FortiLog、FortiResponse、FortiCarrier、FortiScan、FortiDB、FortiVoice、FortiWebなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。その他の製品名およびサービス名等は、各社の商標である場合があります。フォーティネットは、本プレスリリース内の第三者に帰する声明、認可またはテストについては、検証を行っておらず、また、このような第三者に帰する声明を承認するものではありません。本プレスリリースは、保証または債務保証、または契約として一切拘束を受けるものではなく、記載された製品仕様または製品性能は、ある特定の環境や条件のもとで計測されていることがあります。また、本プレスリリースには、将来の見通しに関して不確実性および仮説を伴う記述が含まれている場合がありますが、本不確実性が現実になったり、あるいは本仮説が正しくないことが判明したりする場合、明文的あるいは暗黙的に記述された内容と異なる結果が生じることがあります。これには、サイバー犯罪活動の動向予測に関する記述などが含まれますが、これに限定されるものではありません。このような動向は予測することが困難であり、また、このような動向に関する公開予測や期待事項は結果として正しくないことがあります。フォーティネットは、このような将来見通しを改正する義務を一切負うものではなく、また改正を発行することもありません。